ヤマハサウンドシステム株式会社

電動吊りマイク装置 MHL-30 生産完了製品

安全性を備えた6ch集音装置

安全設計、高信頼性、仕込みのしやすさを実現した電動吊りマイク装置。マイク位置を自由に動かせ、臨場感のある集音が可能です。

特長

  • CPUによる複数のポジションの記憶
  • マイク取付部の錘(おもり)は不要
    ・天井貫通滑車部にケーブル繰出し装置を採用
  • ホール、劇場の吊りバトンとの干渉を考慮した安全設計
    ・突上げ防止、過負荷防止など安全装置の採用
  • マイク装置の制御盤は不要
    ・モーター部はAC100-240Vを使用

安全設計:3種類の過負荷防止装置突き上げ防止装置等による安全設計の実現

吊りマイク装置は、プロセニアムアーチ部分にかかる位置に取付けられることが一般的です。
この位置では、照明バトンが3点吊りのエリアとクロスする場合があります。
バトンとの接触による事故を防ぐ安全機能が装備されています。

  • 突上げ防止装置
    異常動作時などにより巻き上げられつづけた時の保護装置です。
  • 過負荷防止装置-1(モータ電流リミッタ)
    モータへの供給電流を制限し、モータに過剰な力を出させません。
  • 過負荷防止装置-2(反力リミッタ)
    重量物を吊り下げたり、組み合わせたケーブル同士が強く引き合った場合は、その力を機械的に検出し、約28kgの力になるとアップ動作を停止します。
  • 過負荷防止装置-3(外力逃がし装置)
    3点吊り等に組んであるケーブルに、照明バトン等が降りてきた場合、トルクリミッタによりケーブル巻取りドラムが照明バトンの下降に合わせ空転します。

リモート操作器:わかりやすさと使いやすさで、あらゆるニーズに対応

リモート操作器は、舞台袖と調整室など2箇所に設置することが可能です。
持ち運びができるため、客席からの操作も可能です。
固定プリセットが3つ、ユーザープリセットが4つあります。

 

天井巻上機:ケーブル巻き上げ長30mで大ホールへの余裕の対応

吊りケーブルに、外部より過大な加重がかかった場合のケーブルの断絶事故等を想定し、機械式トルクリミッターの作動により、あるテンション以上になるとケーブルドラムがスリップします。
間違って他の吊り物が降りてきても、ケーブルを切ることなく下降しますので、操作ミスによる事故を未然に防ぎます。
ケーブルの巻上げ長は最大30mになり、大ホールでの使用にも余裕をもって対応できます。
また、ドラム1巻が30m分ありますので、ケーブルが絡まる等の事故も未然に防ぐことができます。

CPU制御:高精度、高信頼性を実現

CPU制御により、複数のマイクポジションを記憶、スロースタート、スローストップなど高精度なコントロールが可能となしました。

 

天井貫通滑車:天井貫通滑車部にケーブル繰り出し装置を採用

天井貫通滑車にケーブル繰り出し装置がついており、天井のケーブルに常にテンションがかかるため、ケーブルが絡まる心配がありません。
また、繰り出し装置を採用することにより、従来の錘によるテンションは必要ありません。
従来のマイク吊り金具の2.6kgに比べ、わずか500gで駆動することが出来ます。

 

系統図

仕様

操作方法 操作方法は音響調整室および、舞台上のリモート操作器による。
最大吊り荷重 20kg(一点の場合)
最大ケーブル巻取り長さ 30m
電源 AC100V-240V

三点吊り:3PMHL-30
二点吊り:2PMHL-30
一点吊り:1PMHL-30

三点吊り(3PMHL)を組む時の構成例

  • 電動巻上機(MHL-D30) ×3 :38kg/台
  • 天井貫通滑車(MHL-CP) ×3 :5.5kg/台
  • 化粧枠(MHL-DF) ×3 :約400g/台
  • マイク取付金具(MHL-FM) ×1 :約500g
  • ステレオバー(MHL-SB) ×1 :約400g
  • リモート操作器(MHL-R3) ×1 :約1kg

※仕様、および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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