ヤマハサウンドシステム株式会社

緊急特別企画 #2 実施レポート
音響調整・測定サポート Vol.2

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「緊急特別企画 #2 実施レポート 音響調整・測定サポート」として、当社施工中のホール常設舞台音響設備の音響調整・測定サポートしていただきました株式会社ステージ・ループ静岡 大村 孝之氏にお話をうかがいました。

左:当社、品質管理(音響調整・測定)担当 ・ 右:株式会社フリーク 松村 契 氏

左:当社、品質管理(音響調整)担当、右:株式会社ステージ・ループ静岡 大村孝之氏

左:当社、品質管理(音響調整)担当
右:株式会社ステージ・ループ静岡 大村孝之氏

● 緊急特別企画に応募いただきました経緯をお教えください。

大村氏: 
ヤマハサウンドシステムさんには、日頃より弊社で管理しているホールでお世話になっています。
音響オペレーターとしての経験を活かし、何かお手伝いができることがあればと思い、この企画に応募しました。

● 今回の音響調整を行う上で特に注意した点をお聞かせください。

大村氏: 
ホールなどの固定設備では、多種多様な催事に対応できることが求められます。今まで私がお聞きしてきた実際に利用されているユーザー様のご意見、運用方法などさまざまな情報を取り入れた調整を行いました。

● 固定設備と仮設PAでの音響調整の違いに関して感じたこと、思ったことをお聞かせください。

大村氏: 
PA現場ではスピーカーの種類や台数など、イベントに応じたチョイスができます。チューニングにおいては、イベントの内容が講演会などスピーチ主体なのか、コンサートやダンスの発表会なのかで、オペレーターの個性を出すこともできます。
固定設備では、これらを両立させながらもバランスのよい音質になるようなチューニングが必要ですね。さらに、日々、音響設備を管理している方が使いやすいセッティングにする必要があります。
専門知識を持ったオペレーターが常駐する施設では、私は音楽的要素を残しつつ、ある程度ミキシングでカバーしていただくチューニングをする提案をしています。音響専門のオペレーターが不在の場合は、言い方はよくないですが、スピーチを主体のあまり調整の余地がないチューニングをし、専門技術者でなくとも安心安全に運用して頂けるようにチューニングしてお渡ししています。
最終的には同じゴールを目指しますが、施主様・クライアント様と意見交換し、そのホールや会議室など施設の用途に応じて、使いやすいチューニングをして、お渡しすることが大事だと考えています。


当社担当より
今回のチューニング現場である施設では、専門知識を持ったオペレーターは不在で、 運用担当者は「講演会、学園祭(学校行事)などさまざまな催し物を安全に運用できる システム」を望まれていました。

このご要望に対し、大村様にサポートをいただき、下記の作業を行いました。
・スピーカーの設置位置と向きの微調整
・音質(イコライザー)やディレイの調整
・ミキサー入力ソースの調整

スピーカーの設置位置と向きは「限りあるスピーカーでいかに、ホール全域をカバーするのか?」「どのエリアを重きにおくのか?」「複数のスピーカーの音が混ざる場所ではどのように処理すればクリアな音になるのか?」を考え、位置と方向を変えては試聴を繰り返し、ベストな設置位置と向きを決めました。
音質は、イコライザーで補正するたび、客席各所での聴感と「Smaart」に表示される波形との整合性の確認を繰り返しました。また、複数のスピーカーで音が混ざる位置では、インパルスレスポンス波形から位相干渉による特性の影響を確認し、ディレイ調整しました。
その後、ミキサーへ入力される有線マイクロホン、ワイヤレスマイクロホン、CDプレーヤー等ひとつひとつの調整を行いました。
これにより、フェーダーを規定位置にすることで最適な拡声ができる“音質と操作感を両立したシステム”に仕上がり、施設の運用担当者からも高い評価をいただきました。

今回、大村様との共同作業を通じて、ライブSRと固定設備に共通することとして、下記の重要性を再認識しました。
・測定器に表示される波形だけで決めるのではなく出音を聴き音質を整えること
・複数のスピーカーで音が混ざる位置のディレイ補正・音質補正すること
・システムを利用、運用する方々の使い勝手や気持ちを考えること

また、仮設PA現場ならではのノウハウを学びました。
・いい音をめざして、スピーカーの位置や向きを躊躇なく調整すること
・音楽的要素のある音質に拘ること

今回、ユーザー目線で「使いやすく」て「いい音」を得られるよう努力を惜しまない大村様の姿から、「心意気」や「姿勢」などチューニング技法以外のことも学ぶことができました。
この学びを活かし「使いやすく」て「いい音」に拘り、お客様にご満足いただける音を提供できるようサービス品質向上に努めてまいります。
大村様、ありがとうございました。

緊急特別企画 #2 実施レポート 音響調整・測定サポート
緊急特別企画 #2 実施レポート 音響調整・測定サポート

※ Smaartは米RATIONAL ACOUSTICS社の登録商標です。

株式会社ステージ・ループ静岡
〒422-8005静岡市駿河区池田565-1
電話番号:054-267-4511
HP:http://www.stageloop.co.jp/

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