ヤマハサウンドシステム株式会社

久留米シティプラザ 様 / 福岡県
Japan / Fukuoka Jan. 2023

久留米シティプラザ 様

古くから福岡県南部の経済・文化の中心を担う久留米市。2016年、久留米市の市街地の中心である六ツ門地区に3つの劇場、会議室、和室、スタジオ、広場などを備えた文化交流施設「久留米シティプラザ」がオープンしました。ヤマハサウンドシステムは、この「久留米シティプラザ」の舞台音響設備工事を担当し、定期保守点検を行っています。施設の音響システムの概要やヤマハサウンドシステムの仕事ぶりなどについて、久留米シティプラザ 舞台技術課 音響チーフの岩本 道雄 氏、そして同 音響担当の野住 美波 氏にお話をうかがいました。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 舞台技術課 音響チーフ 岩本 道雄 氏(左から2番目)
同 音響担当 野住 美波 氏 (右から2番目)
ヤマハサウンドシステム株式会社 営業部 福岡営業所 保守課 加藤 博一(左端)
同 設計部 湯澤 吉弘(中央)
同 営業部 福岡営業所 保守課 堤 一弘(右端)

3つの劇場、大・中・小会議室、多目的広場、和室を備えた
久留米の新たな文化発信拠点「久留米シティプラザ」

● 「久留米シティプラザ」はどんな経緯で設立されたのですか。

岩本氏:
久留米は音楽が盛んな土地柄で、アマチュアからプロまで数多くの公演が行われています。松田聖子さんやチェッカーズの藤井フミヤさんは久留米のご出身というのは有名ですよね。そんな久留米ですが、市民に約50年もの間親しまれてきた「久留米市民会館」が2016年に閉館となりました。そこで、2009年に市街地の中心部にあった百貨店「久留米井筒屋」の跡地に「久留米シティプラザ」が建てられました。2016年にオープンし既に7年目となり、毎年恒例の行事もあるなど、久留米の文化の発信拠点として市民に根付いた存在となっています。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 舞台技術課 音響チーフ 岩本 道雄 氏

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ外観

● 「久留米シティプラザ」の概要を教えてください。

岩本氏:
「久留米シティプラザ」は、JR久留米駅、西鉄久留米駅の間にある文化施設です。さきほどお話した「久留米市民会館」に替わる文化施設としての機能、コンベンション施設としての機能、そして、市街地活性化の役割を担う中核施設としての機能を併せ持っています。主には、3つの劇場、大・中・小の会議室、展示室、和室、スタジオ1〜4、さらに全天候型の多目的広場の六角堂広場があります。

● 3つの劇場について教えてください。

岩本氏:
「ザ・グランドホール」は1,514席で音楽を主目的とした多機能ホールです。優れた音響性能を持っており、クラシックやポップス・ロックの音楽コンサート、ミュージカル、歌舞伎などのさまざまな公演が行われます。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 「ザ・グランドホール」

岩本氏:
「久留米座」は399席で和の雰囲気を持つ劇場です。毎年1月は能舞台月間として能舞台を組んで能楽や狂言が行われています。また合唱や吹奏楽、ピアノの演奏会でも使われています。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 「久留米座」

岩本氏:
「Cボックス」は144席でライブハウス的な作りのスペースです。バンドのライブやピアノの発表会、吹奏楽の演奏などが行われています。また舞台と客席のレイアウトを自由に変換できるので、演劇の創作場所としても使われます。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 「Cボックス」

● 「久留米シティプラザ」はすでに定着したイベントも多いのですか。

野住氏:
毎年のものとしては、1月の能舞台月間があって、あとは学校の文化祭、幼稚園の発表会などが定着しています。だいたい年度の終わり頃の1月から2月ぐらいにかけては、ザ・グランドホールでお遊戯会をしていますね。劇場の本格的な照明などの設備を使った、とってもぜいたくなお遊戯会になっています。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 舞台技術課 音響担当 野住 美波 氏

昇降可能なLCRのプロセニアムスピーカーを備え
明瞭性と響きの良さを兼ね備えた「ザ・グランドホール」

● ここからは劇場ごとのお話をうかがいます。ザ・グランドホールでは調整卓にヤマハのデジタルミキサー「RIVAGE PM10」が導入されています。使い勝手はいかがでしょうか。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 「ザ・グランドホール」

岩本氏:
「RIVAGE PM10」はヘッドアンプが強いと思います。ゲインを上げてもノイズが少なく、マイクで拾った音がデータとしてそのままスッと出る、非常にハイファイな音です。また「RIVAGE PM10」にはチャンネルインサートが2系統ありますが、プリフェーダーとポストフェーダーとがそれぞれ選べます。他のデジタルミキサーではチャンネルインサートが2系統あってもプリかポストか、どちらかを選択することになってしまう機種が多いようです。具体的には学会やコンファレンスではオートミキサーをよく使うのですが、これはポストフェーダーです。そしてマイク音声の補正はダイナミックEQを使っていますが、これはプリフェーダーで使っています。

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホール 音響調整室

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホール 音響調整室のヤマハ「RIVAGE PM10」

● 野住さんは「RIVAGE PM10」を使った印象はどうですか。

野住氏:
学会などでは私も「RIVAGE PM10」のオートミキサーはよく使っています。フェーダーを全部上げておいても大丈夫というぐらい有能に働いてくれるので助かります。またお遊戯会などでは床にバウンダリマイクを置くことが多いのですが、その場合もオートミキサーを使うとハウリングが抑えられます。それとiPadのアプリ「RIVAGE PM StageMix」でリモート操作ができるのも非常に便利です。客席とステージの距離が遠いのですがiPadがあれば一人でもマイクチェックなどができます。

● スピーカーに関してはいかがでしょうか。

岩本氏:
ザ・グランドホールは建築音響的にとても豊かな響きを持っているのですが、LCRプロセニアムスピーカーが露出してあることが有利にはたらき、マイク音声に関しては高い明瞭性を確保できています。このプロセニアムスピーカーは昇降が可能で、3、4階席にお客さまを入れない公演ではプロセニアムスピーカーを下げて使用することもあります。その場合はスピーカーが客席に近づくので、さらにサウンドが明瞭になります。またプロセニアムスピーカーはライン型ですが、個別にスピーカーをON/OFFできるので、上2つは鳴らさず下3つだけを鳴らすといったことも可能です。その場合も天井からの音の反射が減少するので明瞭性が向上します。
さらに、左右の大臣柱の中にあるサイドスピーカー、ステージフロント補助スピーカー、オーケストラピットのエリアを補助するスピーカー、各階バルコニー席の補助用スピーカーを組み合わせることで客席全体をカバーすることができます。

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホールのLCRのプロセニアムスピーカー

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホールのプロセニアムスピーカーは昇降可能

久留米シティプラザ 様

大臣柱の中にサイドスピーカーがある

久留米シティプラザ 様

大臣柱の中のサイドスピーカー(舞台上手袖より見たようす)

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホール バルコニー席補助スピーカー

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホール ステージフロント補助スピーカー

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホール 調整室のスピーカーON/OFFスイッチと連絡系ミキサーヤマハ「01V96」

久留米シティプラザ 様

ザ・グランドホール アンプ室のパワーアンプ架

ウォールスピーカーによる
効果音のサラウンド再生が可能な「久留米座」

● 引き続き、久留米座の音響についてお聞かせください。

岩本氏:
ザ・グランドホールは音楽イベントを主な目的とした空間なのですが、久留米座は演劇を主な目的とした空間です。使い勝手やキャパシティも含めて棲み分けができています。1階席の両脇には升席があることも特徴ですね。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 「久留米座」

● スピーカーについてはいかがですか。

岩本氏:
メインスピーカーは、プロセニアムの中央にライン型が1基、両脇にサイドスピーカーという構成です。舞台床下にはサブウーファーもあります。また客席壁面(前、中、後方)や天井(前、後方)にスピーカーがあり音空間を広げるサラウンド的な演出効果をもたらすことができます。2階サイドバルコニー席の補助スピーカーとして手すりの中に棒状型スピーカーを埋め目立たないようデザインに配慮しつつ、しっかりサービスエリアを確保するようにしています。

● 調整卓にはヤマハのデジタルミキサー「CL3」が導入されています。使い勝手はいかがでしょうか。

岩本氏:
「CL3」は久留米座にはちょうどいい調整卓だと思います。チャンネル数もこの劇場の演目にあっていますし、表に出るフェーダー数が24chと使いやすく重宝しています。

久留米シティプラザ 様

久留米座 プロセニアムスピーカー

久留米シティプラザ 様

久留米座 サイドスピーカー

久留米シティプラザ 様

久留米座 効果用のウォールスピーカー

久留米シティプラザ 様

久留米座 ウォールスピーカー

久留米シティプラザ 様

久留米座 効果用のシーリングスピーカー

久留米シティプラザ 様

サイドバルコニー席の手すりに埋め込みした棒状のスピーカー

久留米シティプラザ 様

久留米座 音響調整室

久留米シティプラザ 様

久留米座 音響調整のミキシングコンソールヤマハ「CL3」

久留米シティプラザ 様

久留米座 舞台下手袖の音響機器

久留米シティプラザ 様

久留米座 アンプ室のパワーアンプ架

ハンガー吊りのスピーカーにより
柔軟な使いこなしが可能な「Cボックス」

● Cボックスにはどんな個性があるのでしょうか。

岩本氏:
Cボックスは、客席を取外し床面をフラットにすることができるので、ステージや客席のレイアウトを変更することでさまざまな空間をつくることができます。まさに変幻自在のクリエイティブスペースで、小劇場として公演を行うこともできますし、ダンスやフルオーケストラの練習、展覧会にも対応します。先月は変形舞台での公演があり、その時は上手側だけ床を低くして客席とし、あとはフラットな舞台にしました。

野住氏:
その公演では生演奏もあり、映像も使い、ステージの片方は家みたいなセットが組まれていて、そこでストーリーが繰り広げられるお芝居で、舞台が客席を囲むように組まれた催し物でした。Cボックスならこのように自由な発想で客席と舞台を組むことができます。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 「Cボックス」

● Cボックスのスピーカーシステムはどうなっていますか。

岩本氏:
メインの L,Rスピーカーがあり、さらに分散配置されたシーリングスピーカーがあります。これらはいずれもパイプにハンガー吊り下げ設置されていて、催し物の用途に応じて移動や着脱が自由に行えます。

久留米シティプラザ 様
久留米シティプラザ 様

Cボックスに分散配置されたスピーカー

● 調整卓にはヤマハのデジタルミキサー「CL1」が入っています。使い勝手はどうですか。

野住氏:
Cボックスは常設のスピーカーが少ないですし、多数のマイクを仕込むことも少ないので「CL1」でもちょうどいいですし、操作性の面でも使いやすいです。

久留米シティプラザ 様

Cボックス 2階後方の音響調整スペース

● Cボックスでよく使われる催し物は何ですか。

岩本氏:
よく使われるのは、ピアノの発表会や講演会です。音楽ライブもありますが、その場合は「QL5」を客席に設置し、移動スピーカーを仮設して対応しています。

映像コンテンツが制作可能な「音声ブース」と
設備全体を網羅する連絡設備、トランク回線

● 音声ブースとはどんな施設ですか。

岩本氏:
効果音の録音や音楽の編集、さらに映像コンテンツの制作を行う編集室です。2021年の年度末にはザ・グランドホールで公演した野村萬斎さんの「子午線の祀り」にあわせて、久留米に残る昔話をベースにした「みみで楽しむ久留米のむかし話」というラジオドラマ風のコンテンツを制作してYouTubeに公開したのですが、この制作を音声ブースで行いました。
また久留米市の市民文化部で「ライブチャレンジ」というアマチュアのミュージシャン向けのライブを年4回公演しています。ゆくゆくはライブチャレンジの演奏終了後に、演奏した音源を音声ブースでトラックダウンして参加者にプレゼントしたいと考えています。この部屋では映像コンテンツも制作できるので、将来的にはライブの動画配信用の編集も実現したいと思っています。

久留米シティプラザ 様

久留米シティプラザ 音声ブース

久留米シティプラザ 様

オーディオプロダクションシステムヤマハ「Nuage」

久留米シティプラザ 様

天井に円形に設置されたモニタースピーカー

● 連絡設備系の使い勝手はいかがですか。

岩本氏:
大きな催しではたくさんの楽屋が必要になり、ザ・グランドホールと久留米座で楽屋を共有することになります。楽屋モニターも共有し同じ音声を送らなければなりません。このような時には、ザ・グランドホールの運営系の音声をスイッチひとつで久留米座の楽屋にも送れるので、これは本当に助かっています。それと舞台機構のトークバック用に専用のスピーカーがあり、舞台設営・撤収時の吊物バトンの上げ下げなどの際の指示の声がしっかり届くので、安全に作業が行えます。

久留米シティプラザ 様

● 「久留米シティプラザ」には館内にトランク回線が用意されていると聞きました。

岩本氏:
はい。3劇場のそれぞれが16chのDanteネットワークでつながっています。この回線はさきほどの音声ブースに集まっていて、ここを介して音声のやりとりができます。このDanteネットワーク回線は音声ブースにあるヤマハのI/Oラック「Rsio64-D」を使って、劇場の回線とセパレートされています。それぞれの劇場のDante設定には影響しない回線になっているので、安心です。

野住氏:
Dante以外にも光ファイバーのトランク回線があります。よくある例として、ザ・グランドホールで行われている公演や学会を会議室に中継したい場合、この光ファイバーのトランク回線で映像と音声を送ります。施設全体をつかった催しものには必須の回線ですね。そのほか、幼稚園のお遊戯会をザ・グランドホールで行うようなときでも、託児スペースとして使っている展示室に映像と音声を中継し、自分の子どもの出番になったら親御さんがザ・グランドホールに観に行けるようにする、といった使い方もしています。

更地の時から「久留米シティプラザ」を
支えてきたヤマハサウンドシステム

● ここからは音響機器のシステム設計や施工に関わったヤマハサウンドシステムのメンバーも参加させていただきます。加藤さんは建設工事をしている時の施工管理の担当ですが、特にこだわったところはありますか。

加藤:
私と湯澤はオープンの2年前ぐらい前の地鎮祭の時からここへ来ていたので、「久留米シティプラザ」との関わりはかれこれ10年近くになります。更地の状態からこんなに立派な施設ができ、その後も保守点検の立場で携わっていますので、個人的にはとても愛着があります。ここは複合施設ですし、大規模な工事でした。一般的な工事で言えば、設計図の通りに作りさえすればいいんです。でも、我々ヤマハサウンドシステムは、それでは十分ではないと思っています。音がいい、使い勝手がいいことが大切なのですが、その後のメンテナンスや改修のことも考えなければなりません。設計事務所、コンサルタント、建築の方々をはじめとした工事関係者とうちのシステム設計の湯澤とともに話をして、メンテナンスがしやすいように施工をすることに気を配りました。たとえば音響機器を組み込みしたラックの配置ひとつとってもそうですし、天井裏もなるべくスピーカーのすぐ横にキャットウォークを建築工事で準備してもらうといった工夫をしています。また将来行われる改修工事を効率的に行なうために、配管がどこに何があるか、誰が見ても一目で分かるようにすべて図面化してあります。

久留米シティプラザ 様
久留米シティプラザ 様

ヤマハサウンドシステム株式会社 営業部 福岡営業所 保守課 加藤 博一

● システムを設計した湯澤さんは「久留米シティプラザ」ではどんな点にこだわりましたか。

湯澤:
「久留米シティプラザ」は、大規模なDanteネットワーク作りに取り組んだことが私のもっとも大きなチャレンジでした。それまでは「久留米シティプラザ」のような大規模なDanteネットワークは経験が少なかったんです。ここ「久留米シティプラザ」は、3つの劇場、音声ブース、さらに六角堂広場、会議室などのエリアがある大きな複合施設です。この六角堂広場や会議室は劇場から100m以上の配線長さになることからDanteでネットワーク接続する際にCAT5eケーブルでは伝送できないので、光ファイバーケーブルを使いました。とはいっても当時、音響設備で光ファイバーケーブルを使った伝送はまだ主流ではなく、弊社で標準形といえるものがありませんでした。CAT5eから光ファイバーへの変換をどうするのか、光ファイバーケーブルの線種はどうするのかなど、とにかく1つ1つがチャレンジでした。たとえば光ファイバーケーブルの端末にはプラグを付けるわけですが、どのプラグを使うか、どの工具を使って圧着するかを1つ1つ検討し、さらに測定器を購入してネットワークの回線チェックも行いました。また。ヤマハのデジタルミキサー「RIVAGE PM10」やI/Oラックの「Rsio64-D」はこの工事中に発表された新製品で、これらを使うこともはじめてでした。

久留米シティプラザ 様

ヤマハサウンドシステム株式会社 設計部 湯澤 吉弘

● 現在「久留米シティプラザ」の保守点検を担当している堤さんはいかがですか。

堤:
私は2017年に入社したのですが、初めて任された大きな物件であり、現在私が担当している中でも圧倒的に大きい施設です。保守点検の作業って、劇場・ホールによっては図面も何も情報がない状態で行うこともあるんですが、何かあった際にはトラブルシューティングに時間と手間がかかります。その点「久留米シティプラザ」は湯澤や加藤がきちんと図面や詳細なデータを残してくれているので心強いですし、安心して保守点検が行えます。

久留米シティプラザ 様

ヤマハサウンドシステム株式会社 営業部 福岡営業所 保守課 堤 一弘

● 岩本さん、野住さんにうかがいます。ヤマハサウンドシステムの仕事ぶりはいかがでしょうか。

岩本氏:
いつもすごく早く対応してくださるので、大変助かっています。催事ってどうしても土日が多いんですね。だから何かあると休日にヤマハサウンドシステムさんの窓口に電話するんですけど、いつも電話に出てくださいますし、対応も早いです。以前Danteにエラーが出たことがあって、相談したらすぐに対応策を提案してくれて、アナログのバックアップ回線を追加しました。その後ネットワーク自体も再構築していただいたので、それ以来エラーは出ていません。でも、万が一Danteにエラーが出ても「このボタンを押せば音が出る」という安心感があるのは大切です。

湯澤:
デジタルオーディオネットワークの経験を積んで、弊社の中で標準形ができてきました。オープンしてから5年目のタイミングにネットワークの再構築をしました。

堤:
今お話を聞いて、バックアップのアナログ回線は思っていた以上に安心していただく材料になっているんだなと実感しました。安心して運用していただくことが私の仕事の使命でもあると思っていますので、そう言っていただくのはとても嬉しいです。

久留米シティプラザ 様

● 野住さんはいかがですか。

野住氏:
「久留米シティプラザ」は施設規模も大きいので、機材が多いです。機材が多い分トラブルも多くなりがちですが、ヤマハサウンドシステムさんに「機材の調子がちょっと悪いんです」って言うと、「明日スケジュールが空いているからお伺いします」ってすぐ来てくださるんです。ですからほんとうに頼れるお兄さんって感じです(笑)。「久留米シティプラザ」はオープンして7年目となり、最近では経年劣化が増えていて、不具合もちょこちょこ出ています。今後は私たちだけでは解決できないことがいっぱい出てくると思うので、その時はすぐにご相談させていただきたいと思います。

● 本日はご多忙中ありがとうございました。

定期保守点検のご案内

【施設紹介】イベント制作会社・乗り込みスタッフ向け 施設情報を随時募集中!

リースのご案内

10周年

facebook

ヤマハ プロオーディオ

Copyright © 2024 Yamaha Sound Systems Inc. All Rights Reserved.