先輩社員の声
転職で、音響への関わり方と働き方を変える
前職は、劇場に所属する音響担当でした。仕事は好きでしたが、十数年続けるうちに、音響との関わり方を変えてみたいと思うようになりました。劇場の音響担当は、音響システムを管理し、利用者をサポートすることがメインの業務となります。音響システムを使うだけではなく、つくる側に挑戦したかったのです。また、そろそろ働き方を変えたいという気持ちもありました。公演がある間は休めないので、この会社に転職するまでは2連休を取るのも難しい状況でした。転職後、週休2日になってから今まで休んでいなかったことをようやく実感しています。
機材よりお客様に向き合う時間が長い仕事
現在は40件程度のホールや劇場の保守を担当しています。音響システムの定期点検と、緊急時に駆けつけ対応をするのが保守の仕事です。こう言うと、音響機材に向き合う仕事だと思われるかもしれませんが、実際には人と向き合う時間のほうが長い仕事であり、そうあるべきだと私は思っています。ホールや劇場は使ううちに、建てた当初と用途や、利用についての考え方が変わってくるものです。日々の点検を通じて、お客様の利用の実情をお伺いすることで、よりよい音響システムへの改善を提案をすることも保守の大切な仕事なのです。
劇場の中と、外の世界をつなぐ人に
私自身も劇場にいるときに感じていたのですが、劇場で管理者や音響担当をしていると、自分の劇場の機材以外の最新動向を把握するのが本当に大変です。ましてや、音響機器のデジタル化はますます加速しています。「今はこんなことができる」といった私たち保守担当の情報提供や日々の会話は、劇場の外の世界との架け橋となり、お客様の音響の世界を広げるきっかけとなります。世界が広がれば、やりたいことも増えていく。劇場の未来をお客様と一緒につくっていくためにも、今は知識の蓄積に力を入れています。
保守の場合、先端技術だけでなく、20数年前のすでに部品がないような機材の知識も必要です。転職前は自分の劇場のことしか知らなかった私の音響の世界も、今、確実に広がっています。
一日の流れ
- 6:30
- 起床
- 9:00
- 現場到着、朝礼、保守点検作業
- 12:00
- ランチ
- 13:00
- 保守点検作業
- 17:30
- 保守点検終了
- 18:00
- 帰社、事務作業
- 20:30
- 帰宅、食事
- 24:00
- 就寝
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